「愛ちゃん、……旺太くんも、ちょっといい?」
「あ、はい」
おーちゃんが頷く。
慎くんはわたしへ、と言っていたけど、どうやら叔母さんの話は、おーちゃんにも関係があるようだった。
手招きをされ、病室への中へと戻った。
お姉ちゃんはベッドの中で、気持ち良さそうに眠っていた。
その姿に一瞬、心配になったけれど、今までとは明らかに顔色が違って見える。
「……結ちゃんのリハビリが、始まってからでもいいかなとは思ったんだけど。……早い内に話しておこうかと思って」
叔母さんは少し躊躇うように、両手をすり合わせた。
「……結ちゃんが退院できたら、——愛ちゃんと、結ちゃん。ふたりとも、わたしたちの家で一緒に暮らしましょう?」
叔母さんの提案に、わたしは驚きの声を呑んだ。
「……叔母さんの、家で?」
「そう。結ちゃんがこんなことになって……、わたし、すごく後悔したの。お姉ちゃんたちの家から離れたくないって思うふたりの気持ちを汲み取ってあげたかったけど、……これ以上は、とても心配だから。慎も、ふたりを連れて来ることに、ずっと賛成してくれてるのよ。……ね、愛ちゃん。わかってくれるよね?」
「……」


