「……それは、成長が、見たいから……?」 「それもある」 俺の言葉に、愛花が嬉しそうに唇を噛んだ。 じわじわと上気して、髪の毛の根元まで顔を赤らめていく。 手の中にある髪の束を愛花の小さな耳にかけて、その様子を眺めていると、体の内側から、満たされるような感覚がじくじくと流れた。 「……おーちゃん、わたし……」 「ん?」 「わたし……」 そこで、愛花は思い出したように唇を固く結んでしまった。 「どうした?」 「え、えと」