なんていうか、……とても、視覚的に刺激が強い。
俺の服を着た愛花が、俺のベルトを……。
むくむくとこみ上げる衝動をなんとかこらえていると、愛花が落ちつかない様子で視線をそらした。
決まりが悪そうに伏せられたその頬には、恥じらいがぱっと咲いていて——。
その表情を目にした瞬間、こらえていたものが一気にこみ上げ、頭の中でパチンッとなにかの糸が切れたような感覚がした。
俺は気づくと、愛花を力いっぱい引き寄せていた。
無防備に倒れ込んでくる小さな体をくるりと下にして、ソファに押し付ける。
「愛花」
怯えたように目をつむっている姿がたまらなくて、なるべく優しく呼びかけた。
恐る恐るというように開かれた瞳は、潤みを帯びて、キラキラと光を反射している。
少し開かれた紅い唇と、上気した頬に、体の芯が痺れるようにうずいた。


