「そういうはしたないかっこうはやめなさい」

「へ……」

「じぶんのふく、きてこい。かみもかわかせ」


そう言われるなり、わたしはソファから放り出された。
べしゃ、と床に落ちる。


「ついでにおれのねまきもってきて」

「ひどい……」


どうやらおーちゃんは、酔うとわたしの扱いが雑になるらしい。


……今度からは近づかないようにしよう。


わたしはそう心に決めて、床に打ったお尻を摩りながら、トボトボと着替えを取りに向かった。