結婚するのがイヤで家出したらクラスの男子と同棲することになった話【11/16番外編2追加】


「私だって大丈夫! ルールは絶対守れるよ!」

「そ? じゃあお互いはお互いしか目に入らないって感じでいこうね。三船から接触があったら俺に言うこと。隠し事はなしだよ」

「わかった。狼くんもだからね?」

「もちろん。指切りする?」


小指を差し出され、反射的に自分の小指をからめてしまった。
同じ小指でも、狼くんの小指は大きい。

指切りげんまん。嘘ついちゃダメだよ。
私以外の子と仲良くしちゃダメなんだよ。

でも、さっきの電話の相手について聞くことは、どうしてかできなかった。


「もういい?」

「え? あ、うん。……え?」

「じゃ、さっきの続き」


そう言って、狼くんは再び私を腕の中に閉じこめた。
ぎゅうぎゅうされて、ぐりぐりされて、くすぐったくて笑ったけど、胸が苦しいのはなぜ?


「あー、癒される。あったかい」