結婚するのがイヤで家出したらクラスの男子と同棲することになった話【11/16番外編2追加】


でもお皿を洗い終えても、気分はちっとも晴れなかった。

狼くんには食後のコーヒーを、私は甘いカフェオレをいれて、リビングのソファーに座る。
しかもなぜか、私は狼くんの足の間に座らされた。


「あの……狼くん?」

「なに? ふふ。後ろから見ると、ますます猫だ」


そう。お皿を洗ったあと、狼くんにすすめられて今日プレゼントしてもらった猫耳フードのルームウェアに着替えたのだ。
ふわふわの肌触りで気持ちよくて、私もお気に入りになったけど、狼くんはそれ以上に気に入ったみたいだった。

着て見せた瞬間から「可愛い」「本物の猫みたい」「似合う」「可愛い」「すごく可愛い」と、ずっと興奮したように繰り返している。


「猫、もう一匹飼いたいと思ってたんだ」

「そうなん……ひゃっ」

「可愛い。ふわふわ」


お腹に腕が回り、ぎゅっと抱きしめられた。

な、なんで!?
一気に顔が熱くなって、心臓がバクバク跳ねた。