結婚するのがイヤで家出したらクラスの男子と同棲することになった話【11/16番外編2追加】


「なに? ……へえ、こっちに。そう。……え? うちに?」


狼くんの声がワントーン下がるのを感じた。
そっと振り返って狼くんを見ると、珍しく眉をひそめている。

どうしたんだろう。
何の話をしてるのかな。


「自分の家もあるんだから、そっちに行けばいいだろ。……知らないよ。ホテルとかあるし。もう子どもじゃないんだから。おじさんたちは何て? ……うん。まあ、そうだろうな」


なんとなく、親しげに聞こえて胸がざわついた。
家族ぐるみの付き合いの相手なんだろうか。


「うん。……うん? ああ、わかったよ。それは付き合う。でも俺も忙しいからそんなに時間取れないけど。……はいはい。わかったって」


今度は柔らかく笑ってる。