結婚するのがイヤで家出したらクラスの男子と同棲することになった話【11/16番外編2追加】


たくさん作ったつもりだったけど、狼くんはぺろりと完食してくれた。
男の子って思っていた以上に食べるんだなあ。
次はもう少し多めに作ってもいいかもしれない。

後片付けはふたりでやった。
キッチンに並んで食器を洗いながら、ひとりでそわそわしてしまった。
買い物をしていたときも思ったけど、こういうのってとってもカップルっぽいなあって。

今度はおそろいのエプロンを買おうかと話しているとき、狼くんのスマホが鳴った。
そういえば、私のスマホは電源を落としっぱなしにしている。

たくさんの着信にメッセージが入っているんだろうな。主に剣馬から。
ため息をつきそうになる私のそばで、狼くんが電話に出た。


「もしもし? ……ああ。なんだ美鳥(みどり)か」


美鳥って……女の子?
しかもくだけた感じの狼くんから、仲の良さを感じて聞き耳を立ててしまう。