*
「狼くん見て! これ可愛い」
「うん。可愛い。買おう」
「えっ」
家でも使っているルームウェアのショップに行くと、パーカーとショートパンツがセットの新作が出ていた。
ふわふわでもこもこっとした生地のそれは、フードの部分に猫の耳がついている。
自分に当ててみただけなのに、狼くんはなぜか食い気味で即決した。
着るのは私なのに、狼くんが即決って……。
「あの。パジャマは別の店でもさっき買ったから」
「じゃあこれはルームウェアにしよう」
「パジャマとルームウェアってそんなに変わらないんじゃ……」
「二着くらいあってもいいんじゃない? 俺の服ももちろん着てほしいし」
「着てほしい?」
「それに、この猫耳は絶対に仁葵ちゃんに似合うから買う」
そう言うと、狼くんは商品を持ってさっさとレジに行ってしまった。
実はこれまでの買い物の支払いも、すべて狼くん持ちだった。
私のカードを使うと居場所がバレてしまうかもしれないからって。
「狼くん見て! これ可愛い」
「うん。可愛い。買おう」
「えっ」
家でも使っているルームウェアのショップに行くと、パーカーとショートパンツがセットの新作が出ていた。
ふわふわでもこもこっとした生地のそれは、フードの部分に猫の耳がついている。
自分に当ててみただけなのに、狼くんはなぜか食い気味で即決した。
着るのは私なのに、狼くんが即決って……。
「あの。パジャマは別の店でもさっき買ったから」
「じゃあこれはルームウェアにしよう」
「パジャマとルームウェアってそんなに変わらないんじゃ……」
「二着くらいあってもいいんじゃない? 俺の服ももちろん着てほしいし」
「着てほしい?」
「それに、この猫耳は絶対に仁葵ちゃんに似合うから買う」
そう言うと、狼くんは商品を持ってさっさとレジに行ってしまった。
実はこれまでの買い物の支払いも、すべて狼くん持ちだった。
私のカードを使うと居場所がバレてしまうかもしれないからって。


