結婚するのがイヤで家出したらクラスの男子と同棲することになった話【11/16番外編2追加】


「うん。まあ、大丈夫でしょ」

「お前にしては随分楽観的だな……」

「楽観的っていうか、開き直ったって言ったほうが正しいかな。お見合いを受けるって決めたのは私だし。とにかく誠心誠意やるしかないよね」


おじいちゃんだって、私が不幸になるような人を見合い相手には選ばないだろう。

横暴でも、人を見る目はある。
だから花岡グループは今日まで成長し続けているんだろうから。

会社の駒としてじゃなく、一応おじいちゃんなりに、孫の私の幸せを願ってくれてるはずだと信じてる。


「……俺はここまでだ」


料亭の入り口で、剣馬が立ち止まる。
おじいちゃんは私たちを一瞥すると、先に中に入っていった。

剣馬は私を真剣な顔で真っすぐに見つめてきた。