かぐや姫なら、 『帰りたい』 その一言でここから連れ出されるのだろう。 私が一言呟いたところで 悲しみが一つ床に落ちるだけ。 零れ続ける涙と落ちた悲しみ。 幸せという名の思い出に、 しがみつく哀れな女。