先生はくっつけていた額を少し離して── 「立花、……俺と、付き合って下さい」 真剣な表情で、真っ直ぐに私の目を見て、先生はそう言った。 私の目に涙が溜まり、先生の顔がぼやける。 先生の言葉に、私は「はい」と言って、頷いた──。 私たちは再び額をコツンとくっつけて、笑い合う。 ──こうして私たちは、“ただの先生と生徒” から、“恋人同士” になった。