可愛くないから、キミがいい【完】




私は、完全に、二番手だったということなのだろう。


彼女に会えないときに、暇つぶしで仕方なく、会っていたとか? ほんとうに、スイーツを食べに行くためだけに利用されていたとか? それでは飽き足らず、なんとなく、和泉しゅうは、私に触れていたの?



どうしよう、ほんとうに、笑えない。

何とか気を紛らわせたくて、無理にドーナツを食べたら、盛大にむせてしまう。


目の奥が熱くなっていた。頭が、正常に、働いていない。



「みゆ、大丈夫?」

「っ、う、ん」

「ていうか、そんな、彼女もちのイケメンのことはどうでもいいんだって。みゆは? 最近どう? みゆの話の方が聞きたいよー」

「……どうなんだろう」

「じつは、彼氏できてたりして?」

「……へへ、うーん。………どう、なんだろうなあ、」



ちゃんと喋れているだろうか。

今、私は、この人たちの前で、どんな顔をしているんだろう。


口角があがらない。
どうしても、顔がひきつってしまう。