可愛くないから、キミがいい【完】






みんな何曲か歌えば、次第に各々で会話することがメインになってくる。

あおい君はもう私と和泉君のところへ来ることなく、なほちんと表面上は楽しそうにしていた。



ポテトをほとんど食べた和泉君は、それだけでは物足りなかったのか、途中でまた、食べ物を頼んでいた。

適当なガヤガヤした音楽が流れる中で、店員さんが運びに来る。



「だれが頼んだの?」


マユの声に、「俺」とだけ言って、運ばれてきたものを受け取る姿は、心做しかわくわくしていて。


「でた、一番似合わないもの頼むやつ」

「こういうギャップもアリなの?女の子的にどう?」


男の子たちの揶揄うような声を、「うるせー」と軽くあしらった和泉君が早速食べ始める。



――ーイチゴパフェ。



本当に、他人の目とかどうでもいいんだ。

ちょっと目つきの悪いイケメンが、イチゴパフェとか全然似合わない。

ミーナが、はしゃぐように「そういうギャップはアリ!」と言ったことで、他の男の子たちもふざけて頼みだす。