柚月は少し困った顔をしたあとで、
「……そのままいればいいんじゃないか?」
と言ってきた。
「そうですよねー。
なんか最初に澄子さんに、此処に住んだ人は、みんなハッピーエンドになって出ていくと聞いたもので。
そこがゴールな感じがしてましたけど。
別に、あそこにずっと住んでてもいいんですよね。
あ、でも、皆さんがハッピーエンドになって出て行かれかもしれないですよね。
私、ひとりになってしまったら、どうしましょう。
……あれ?
柚月さん?」
「そろそろ着くぞ」
と柚月は話に相槌を打つこともなく立ち上がる。
……えーと。
微妙に機嫌悪くないですかね?
私、なにか悪いこと言いましたかね……?
必死で話題に出すまいとしている昨夜のことが、柚月さんも気になっているとか?
「……そのままいればいいんじゃないか?」
と言ってきた。
「そうですよねー。
なんか最初に澄子さんに、此処に住んだ人は、みんなハッピーエンドになって出ていくと聞いたもので。
そこがゴールな感じがしてましたけど。
別に、あそこにずっと住んでてもいいんですよね。
あ、でも、皆さんがハッピーエンドになって出て行かれかもしれないですよね。
私、ひとりになってしまったら、どうしましょう。
……あれ?
柚月さん?」
「そろそろ着くぞ」
と柚月は話に相槌を打つこともなく立ち上がる。
……えーと。
微妙に機嫌悪くないですかね?
私、なにか悪いこと言いましたかね……?
必死で話題に出すまいとしている昨夜のことが、柚月さんも気になっているとか?



