「光……だが、示しがない。
このまま、無罪放免には出来ないんだよ。
一部の先生方は事情を知ってしまっているからね」
「……ねえ、江上先輩。
あなたはどう思ってるんですか?
このまま、解雇でいいの?
教師の仕事に未練はないの?」
「光ちゃん……。
僕は、教師失格だと思う。
君達姉妹を盗撮していたのは事実だ。
それに…校長の言う通りだから。
君を追いかけたくて、仕事の事を考えられなかった。子供達に申し訳ない」
江上先輩……。
「お父さん。
子供達はどうするの?
臨時の先生がいるの?
そもそも、どう説明したの?」
「生徒と保護者には…
そのままだよ。休職届の内容のままだ。
親の介護という説明になっている。
だから臨時で、他の学部の美術科の先生が教鞭をとってくれている」
「あ、あの……実はそれは事実なんです」
え? 事実って……?
「全然大した事じゃないんです。
母が階段から落ちて。骨折したんですよ。
右手と、右足の小指を。
家事が回らないので、引きこもっている間、僕、実家に戻って家事をしていました。
家事が終わったら、実家の自室で推しのDVDを観て。光ちゃんとメグちゃんも観て…」
このまま、無罪放免には出来ないんだよ。
一部の先生方は事情を知ってしまっているからね」
「……ねえ、江上先輩。
あなたはどう思ってるんですか?
このまま、解雇でいいの?
教師の仕事に未練はないの?」
「光ちゃん……。
僕は、教師失格だと思う。
君達姉妹を盗撮していたのは事実だ。
それに…校長の言う通りだから。
君を追いかけたくて、仕事の事を考えられなかった。子供達に申し訳ない」
江上先輩……。
「お父さん。
子供達はどうするの?
臨時の先生がいるの?
そもそも、どう説明したの?」
「生徒と保護者には…
そのままだよ。休職届の内容のままだ。
親の介護という説明になっている。
だから臨時で、他の学部の美術科の先生が教鞭をとってくれている」
「あ、あの……実はそれは事実なんです」
え? 事実って……?
「全然大した事じゃないんです。
母が階段から落ちて。骨折したんですよ。
右手と、右足の小指を。
家事が回らないので、引きこもっている間、僕、実家に戻って家事をしていました。
家事が終わったら、実家の自室で推しのDVDを観て。光ちゃんとメグちゃんも観て…」



