借り物競争の4走目で走り出した妃は、中間地点に置いてある箱にたどり着き、紙切れを拾ってその中身を見ると、


ガチガチに固まってしまった


「き、妃どうしたの...?」

「姫ちゃーん!」


急に動きをとめた妃にクラスメイトもどうしたどうしたと不思議そうにしていて

その後、一直線にこっちの元へ向かってきた





「海世くん!」



そう、俺の腕をとってそう叫んできて


「お、おう!行こう!」


何のお題だったのかも分からず、俺は妃と一緒にゴールへ向かって走り出す