陸上部に入るのはまだ無理で、それを分かった上で海世くんはそう言ってくれた

私はその言葉に直ぐに頷いて、あれから毎朝2人でランニングをしている


海世くんは現役だし、私のペースだと海世くんにとっては遅いと思う
でもペースを合わせて走ってくれるんだ


まだまだ現役のときとまでは言えないけど、体力も少し戻ってきた気がする


タンタンッ、と地面を蹴る音だけが響く


30分ほどほど良いペースで走り、海世くんは朝練に、私は1度家に戻って学校に行く準備をすることになった


夏休み明け初日に朝練とか大変だな...