入学して、1ヶ月。


4人それぞれ、言っていた通りの部活に入部して、毎日を過ごしていた。


私は、中学の頃からの真面目な優等生というポジションから抜け出せず、女子の学級委員をすることに。


男子は、望だ。


知らない人じゃないだけ何倍もマシ。


「学級委員、今週放課後に会議あるから行ってきてくれよ」


帰りのホームルーム、何食わぬ顔で、担任が言った。


うなずくのを確認もせずに次の話題に移る。


この先生は、やたらと学級委員を信頼していて、ついでに人使いがあらい。


唐突になにか頼みごとをされるなんて、もう慣れた。