「ゾルックのグッズには、変えないよ」
「蓮見なら、ぜってぇ変える」
え?
「だってオマエ。
自分の担当するアイドルのこと、
死ぬ気でつくすだろ?」
へ?
「お前が社長に頼まれて、
鬼マネージャーやってたこと。
知ってんだからな」
「まさか……4人とも?」
「雅と綾星は気づいてねえよ」
そ……そこは……
ちょっとだけホッとした。
「蓮見はさ、
俺ら以外にはすっげー笑顔見せるじゃん。
その姿見て
『あの人、マネージャーの笑顔に騙されてる』とか、
『マネージャーの本性、鬼なのに』って言ってたしな」
ま。
雅と綾星は
私が怒鳴ったら、思いっきり凹むからね。
気づかれてないとは思っていたけれど。
ってことは……
「春輝は? 知っていたってこと?」
「ああ」
は~。
天然な春輝には、絶対にバレない自信、
あったんだけどな。
「あいつ、クラゲかって言うくらい
ゆるく生きてるように見えて。
真を捉える目、持ってっからな」
確かに。



