「マトイ君、この椅子に座って」 笑みが一切含まれていない。真面目な蓮見の声。 素直に従い。 椅子に座って、目玉だけで見上げてみる。 ちょ……ちょっとこれ…… さすがの俺も…… 心臓のバクバクが、抑えられないんだけど…… 俺のすぐ前に、蓮見が立っていて。 真剣な顔で、 俺の髪をいじり始めた。 俺…… このまま、蓮見の頬に手を伸ばしたら…… キスできそう…… あ……ダメだ。俺。 完全に俺の脳が、 蓮見の色気に侵されはじめてるじゃん!!