ギリ未成年で、5歳も年下のくせに。 態度でかいとか、思われているんだろうな。 でもさ、俺はお前の中で特別がいい。 みんなが璃湖って呼ぶなら、 俺は、蓮見って呼びたいから。 「……いいよ」 少し照れたように、顔を赤らめた蓮見。 蓮見の家に居そうろうしていた頃の ワンシーンと重なって。 俺の顔まで、ほわんと熱を帯びていく。 「あ、もうこんな時間。 マトイ君、本番の衣装、着てもらってもいいかな?」 部屋の隅を指さした蓮見は、 「カーテンを閉めて着替えてね」と 俺に衣装を手渡してくれた。