凛とした真っ直ぐな瞳が 私の目を貫いている。 「マー君のこと、追い出さないで。 気のすむまで、好きにさせてあげて」 え? 「気が済んだら、 また僕のところに戻ってくるから。 マー君は」 約束したからね。そう言い残し 春輝は、廊下を駆けて行った。