「蓮見、ポチッとしろよ」 「へ?」 「だから。ドーベルマンのマグカップ。 あと、箸となんだったか忘れたけど。 今買えば、速達で大みそかの夜までに届くって 書いてあったよな?」 「……うん」 「大みそかライブの後の 打ち上げが終わったら。 蓮見の部屋に、来てやるから」 「実家に帰らなくていいの?」 「別に。約束してるわけじゃねぇし」 ゆるゆると、口角が上がっていく蓮見。 そんなに嬉しいのかよ? 俺と年越しすることがさ。