「どんな……感じだった? 私……」
恐怖で震えが止まらない腕を、
さすりながら
恐る恐る、マトイを見上げてみる。
マトイは、私から視線を外しているけれど。
吊り上がった目で、床を睨みつけていて。
マトイの口から、どんな罵声が飛び出すか、
さらにビクビクしてしまう。
「あの……マトイ……?」
「悪く……なかった……」
え?
目の前のマトイは
怒ってるよね?てほど
不機嫌そうな顔をしているのに。
飛び出した言葉は、弱々しくて。
意味も、よく分からない。
「蓮見さ……
酒……今夜も飲めば……」
「ん?」
「甘える蓮見……
また……見たいし……」
ひゃっ!!
何? 何?
私、マトイに甘えたの??
どんな風に甘えたの??
聞きたいけど……
マトイになんて聞けないよぉ!!
思い出せ。なんとか、自分で。



