ニヤニヤと微笑んだ蓮見は
そのまま、瞳をパタリ。
オイ! 寝るな!
寝るなら、自分でベッドに行けよ!
そう口から出そうになった。
でも
俺の口元は、ゆるっと緩んだだけ。
だって。
俺たちのライブTシャツを
大事そうに抱えて。
すっげー幸せそうな笑顔で、寝ているから。
蓮見さ、
どれだけ俺らのことが好きなんだよ。
やべっ。蓮見のこの姿……
写真に残したいくらい、可愛い……
俺はリビングにスマホを取りに行って。
アミュレットの夢を見てそうな
蓮見の寝顔を、パシャリ。
スマホのカメラに収めた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…