「マトイ…… 本当に……泊まる気なの……?」 弱々しい声と共に、 蓮見のゆるふわポニーテールが揺れ。 俺の心も、揺れて揺れて。 泊まろうか帰ろうか決められない。 その時。 すっげーいい匂いが、俺の鼻をかすめた。 「俺に、夕飯でも作ってくれたわけ?」 「だってマトイに…… お腹すいたって吠えられたら…… 困るから……」 恥ずかしそうに 俺から瞳を逸らした蓮見。 は~。 マジで勘弁してほしい。 強気の蓮見に惚れ込んだけど。 蓮見がたまに見せる弱さに 俺、すっげー弱すぎだから。