もう離さないでね

けど負けたからやらないとね。

ゆっくり聖那の方へ近づき、ちゅっと軽くキスをした。

それで離れようとした_けど

『…んっ!』

聖那の手に後頭部を押さえられて、さっきよりも激しいキスが降ってくる。

『せ、なぁ』

「…ふっかわいい」

_『もう、聖那の意地悪』

「ごめんって。物足りなくて」

ちゃんと聖那も高校生じゃん。

「もう1回する?」