気づけばそう叫んでて、結愛めがけて走り出す。

その脆く、か弱い身体を受け止めた。

『結愛!』

すごい熱。

こいつ、朝から気づかなかったのか?

…バカ。

とりあえずお姫様抱っこして、先生のところまでいく。

『先生、こいつ熱あるんで保健室連れていきます』

「お、おう。頼んだぞ」

…にしても軽すぎ。