もう離さないでね

よし、ここからは頑張らないと。

わぁ…すごい行列。

『いらっしゃいませ〜』

…うわ、なにこのチャラい人たち。

無理無理。

あたしが接客したのは、金髪2人組の男子。

「おーねぇちゃんかわいいじゃん」

もう無心になろう。

張り付いた笑顔のままテーブルへと案内する。

『ご注文は何になさいますか?』

「えぇ〜き・み☆」