『じゃ、じゃあまたあしたねっ!ばいばい』

それだけ言って、ささっと家へ入ろうとしたとき__

グイっ

腕を引っ張られた。

あっという間に聖那の腕の中。

「…あんまかわいいことすると抑えられなくなるよ?」

それと同時に唇に柔らかい感触がした。

これって…キス??

あたし、聖那にキスされた?

そう気づくのに時間はかからなかった。