もう離さないでね

したくなーい。

けど、そんな思いとは裏腹にどんどん家が近づいてくる。

そして着いちゃった。

『ばいばいのぎゅーしよ』

すぐに温もりがあたしを包む。

…落ち着く。

「またあしたね」

『うん…あ、みて。ゆーふぉー』

「え?」

空を一瞬見上げた隙を狙って_

ちゅ

聖那の柔らかい頬っぺにキスをした。