(勇樹に行き先も伝えずに来ちゃったけど、大丈夫かな…) 私は玄関の扉を恐る恐る開けた 「ただいま」 「おかえり、麻耶‼︎ 今から出掛けるぞッ‼︎」 「えッ?」 戸惑う私の腕を引っ張る勇樹 「どこに行くの⁉︎」 「内緒!」 勇樹は笑顔で車を走らせた