季節は冬に入り、寒くてベッドから出られず、スマホでニュースをチェックしたり…

けど蓮が気になり、つい部屋を見たくなるけど、我慢。

友達じゃないんだから。


するとピーンポーン

お母さんが、「蓮くんよ」

え、蓮がどうして?

って私パジャマなんですけど……

すると、部屋のドアが開いた。

「よう!」

「久しぶり」

「何でお前パジャマなわけ?」

「お昼だぞ?」

「今日はバイト休みだし寒いから丸まってたの!」


「なにか用事?」

「俺、女と遊ぶのやめたから」

「あと友達に戻ろう」

私は「え、いいの?」

「いいって言ってるだろ」

あと……

「あと?」

「沙羅、好きだ付き合ってほしい」

戸惑ったけど私は蓮を話したくないと思った。

「よろしくお願いします」

「え、まじでいいの?」


「友達超えるけど」

「私、蓮のこと好き。」


「俺もだ。」

久しぶりに蓮と笑った。


けどその時の私は何も知らなかった。

蓮が苦しんでるのに、なにも気づかなかったんだ。