帰り道 雪と話しながら帰路についていて 雪と話すのは楽しいのに 脳裏で暁くんのあの暗い表情が頭から離れなかった 「それで...────海羅?」 雪に名前を呼ばれ、ハッ、と我に返り「ごめん...っ」と小さく謝った そんな私に雪は、はぁ、と小さく息を吐いて 「気になるんでしょ、暁のこと」 そう言った 気になる 気になるけど... 「でも、」