「で?どういう心境なわけ?」 その日の授業は順調に進み、部活の時間になり、ストレッチをしているときに翔がそんなことを聞いてきた 何がだよ、という視線を向けると 「浅野さん」 と、短く翔は返してきた 「あの子、はっきり言って地味じゃん そんな子にどうして太陽が?」 多分、誰もが疑問に思うだろう。 彼女の素顔が実は美少女です、なんて言っても信じては貰えない それ以上に、俺が、他の奴には言いたくない 「────秘密」