最後の一夜が授けた奇跡

ひたすら泳ぎながら私は心の中で多岐川の言葉を何度も何度も繰り返す。

何度も・・・

何度も・・・


多岐川は自由に新しい世界に飛びたてた。

まるで同じ場所から動けない私のかわりに多岐川が飛び立ってくれたかのような感覚。

その姿を想像するだけで私はここにいてもいい・・・そう不思議と思えた。


でも・・・

いつか・・・

またいつか・・・

会えたらいいな・・・

会いたいな・・・