「おはよう・・・」
「おはよう・・・」
幸せな日々。

でも・・・眠い・・・!


私はキッチンで朝食の支度をしながら、寝ぐせ頭で寝室から出て来た律樹を見た。

お互いにものすごい目の下のクマがひどい。
もうひとつ目があるように見えるくらいの大きなクマ・・

「お疲れ」
「お疲れ」
まるで戦友のように私たちはたたえ合う。

一夜を乗り越えることがこんなにも大変なことだとは思っていなかった。