最後の一夜が授けた奇跡

私はベッドとトイレ以外は動けない入院生活。

毎日午前と午後に診察を受けて、状況を確認している。

律樹のお父さんが【ASAKAWA】に毎日出勤し、いろいろと仕事を手伝ってくれているらしく、律樹は午前の診察に立ち会ってから病室から出勤し、夕方には病室に戻ってきてくれた。
何かがあったらすぐに駆け付けられるように、仕事中の体勢も考えてくれている。

私は、出血は数日後にはとまり、点滴ではなく服薬に切り替えた。それでもすぐに子宮の収縮がはじまってしまい、また点滴を再開することになった。


私の状況が変わっても、私も律樹も我が子を守るためならと、状況をすぐに受け止めることができた。

何よりも、体だけではなく、心の状況が落ち着いているからこそ、落ち着いていられるのだと私は思っている。