最後の一夜が授けた奇跡

俺は立ち上がり、石川財閥の代表の近くに立った。


そして・・・


「私の個人的なことで、お嬢様との縁談をお断りしてしまったこと、大変申し訳ございませんでした。」
俺は深々と頭を下げた。


これが、俺が今できる最大限の責任の取り方だ。

「お嬢様にも不快な思いをさせてしまい、失礼な結果とさせてしまったこと、本当に申し訳なく思っております。」

俺の言葉に代表は何も言わない。