このぬくもりが。

季里という存在が。

このお腹の子の奇跡が、俺に立ち向かう勇気をくれる。


絶対に負けない。

負けるもんか。


そう心に言い聞かせながら俺たちはぬくもりを分け合い夜を過ごした。