最後の一夜が授けた奇跡

背をかがめて季里のお腹を抱きしめるようにして、俺は季里のお腹に頬をつける。

ぽっこりと膨らんだそのお腹が愛おしくてたまらない。

最近胎動も感じられるようになり、体の奥底から湧き上がってくるあたたかい感情を俺は感じている。

我が子に対する愛情はこうして自然とわいてくるのだと知った俺。

自分の家族関係から俺は不安だった。

我が子を愛することができるだろうか・・・と。

でも、そんな不安はすぐに解消された。

自然と俺にも、我が子を愛する感情も、守りたいと思う強い思いも芽生えている。