最後の一夜が授けた奇跡

「それは違う。何回も言ってるだろ?これは俺たちの運命だ。」
「律樹・・・」
飲み物を机に置き。私の手を握る律樹。

その表情は真剣だ。

「大丈夫。」
「・・うん」
今の私は律樹の言葉を信じることしかできない。

律樹は私の体を抱き寄せた。


「一緒にいるだけで、こんなにも強い気持ちになれるんだ。大丈夫。俺は負けない。運命なんかに負けない。」
「うん」
信じる気持ちを込めて律樹の背中に手をまわす。