最後の一夜が授けた奇跡

自分で自分に何度も何度も聞いてしまう。

本当にこれでいいの・・・?


一度は決心した律樹との未来。

でも・・・律樹に背負わせてしまった運命の大きさと、一緒にいる未来の代償の大きさに私は心が痛んで仕方ない。

「季里」
うつむき考えが膨らんでいた私のそばにいつの間にか温かい飲み物をもった律樹が来ていた。

「今考えてること、何となくわかる。」
そう言いながら私の隣に座る律樹。

「大丈夫。きっと大丈夫だ。俺、頑張るからさ。信じてほしい。」
「信じてる。信じてるよ。でも・・・」
「絶対に季里、自分のせいだとか思ってんだろ?また自分を責めてる。」
図星だ。