入籍した日は記念だからと律樹が張り切ってキッチンに立ってくれた。

私は律樹の言葉に甘えて最高の座り心地のソファに座り、キッチンに立つ律樹を見ていた。

携帯電話を見ながら調べたレシピを見て料理を作ってくれている。

体の大きな律樹には少し小さく低いキッチン。

大きな体をかがめながら真剣に料理をしてくれている姿が愛おしくて私は幸せをかみしめる。

その時、「ちょっと買い物行ってくる。」と何か調味料が足りなかったらしく律樹は買い物へ行った。とはいっても、同じ建物の地下にあるスーパーに行っただけだ。

私は律樹を待ちながらまだ整理しきれていない場所の書類を整理していた。


~♪
玄関のチャイムがなり私は律樹かと思いモニターの前に立つ。