最後の一夜が授けた奇跡

『絶対に幸せにする。今はまだ不安かも知れないけど、絶対にその不安も解消させて見せる。だから信じてついてきてくれないか?』
律樹の言葉を思いだす。

律樹がこんなに頑張っているのに、いつまでもくよくよしていたらだめだ。
悩んでいたらダメだ。

私がしっかりしないとだめだ。

「律樹が大変な思いしてるのに・・・私が何もできないのが悔しかった・・・」
「うん」
「律樹が信じてついてきてくれないかって・・・絶対に幸せにするって言ってくれたのに・・・私・・」
「うん」
「またぐじゃぐじゃ悩んで・・・」
「うん」
話し出した私の言葉一つ一つに頷きながら私の話を聞いてくれる律樹。

「私のせいだって・・・」
「それは違う。」