「なかなか見つからないものだな」 「...そうだな」 既に繁華街に来てから2時間が経っていて、それでも偽薔薇姫は見つからない 今日は来ていないのか...? 「もう遅いし、今日は帰ろう」 蓮がそう言い、その言葉に頷いて人気の少ない公園に停めてあったバイクを走らせ、私たちは家に帰った