だから、一体なにに傷ついたの?って──────


開きかけた口は柔らかいもので塞がれた。




「ん……っ、ぅ」


やや下の角度から攻めてくる。


テーブルに手をついて、さらにぐっと押しつけてきて。

思わず逃げ腰になるけど、それを察したらしい利人は反対の腕であたしの背中を抱いて自分のほうに引き寄せた。



すぐに熱がまわって、頭がぐらんとする。


あたしがもう逃げないってわかると、背中にあって手がゆっくり下に移動してきて。



「ふ……ぁ、」


背中の下のほうを2.3回軽く撫でたあと、指先がスカートに触れる。


や……。
なに、どこ触ってるの……