【 生徒会室 】
黒い板に金文字。なんとも威厳のあるプレート。
そびえるこの扉。
選ばれし者しか入れなさそうな。部外者が触ったらバチバチって電流走ったりしてきそうな。
枠に抜かれたガラスはスモーク仕様で中のことはぜんぜん見えない。
なんだろうかこの緊張感は。
恐る恐る伸ばした手でコンコンコン、鳴らしたら直後。
「はい。……どうぞ」
奥から届いたそれがやけに大人っぽく聞こえるのは気のせいなのか、利人が意識してそういう声を出してるのか。
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