「な、なななっ!」 あまりに突然のことで、理解をするのに時間がかかった。 ーーキスされた! 恭ちゃんとは付き合っているけど、そういうことに不慣れな私は、一々顔を赤くすることしかできない。 「「はぁ」」 遅れて、渚くんと芹くんの溜息が聞こえた。 しーくんを見ると、赤い顔で固まっていて、見られたことに恥ずかしくなってまた、恭ちゃんの胸に顔を埋めた。